ノリさん

ノリさんと出会ったのは、大学一回生のころ。

私が選んだサークルは「ソフトボールサークル」。

そのサークルの同じ新入部員として知り合ったのですが、、。

そのサークルには2年ほど在籍しておりましたが、結局、最後までソフトボールをしたことがなかったです^_^

結果、ソフトボールの本業よりも、遊びに行ったりする行事のほうが多いサークルでしたね。そんな遊びの一貫で、新入生歓迎会みたいな、遊園地に行く企画がありまして、そこでノリさんと出会いました。

同級生なのになぜか皆から「さん付け」で呼ばれる、そんな頼れる「兄貴分」キャラな人でした。

女の子が半数以上いるサークルだったので(ソフトボールやるときは男子のみ?女子は全員マネージャーらしい笑)、私は、楽しく女子含む数人のグループで遊園地を回っていたのですが、、。

常に、男のみ数人だけで、乗り物にも乗らずただウロウロしているグループがいたのですが、あきらかに、サークル内では浮いています。どちらかと言えば、コワモテの兄ちゃんグループでした。そこにノリさんはいました。

私はあまり関わりたくなかったのですが、すれ違うたび、チラッチラッと視線を感じるようになり、解散前のちょっとした合間に、彼らは私の近くにやってきました。

「バク転できるけー?」

「は?」

「、、、できるけど」

女の子もいるので、調子に乗ってズバッとやっちゃったのです。

運命でしたね。

「いま、バク転できるやつ集めてて、一世風靡セピアをやろうかと思ってんねんけど、一緒にせえへんか?」

たしかに、我々世代は、一度は真似して踊ってた時代。私も数曲は踊れていました。そこで少し踊れちゃったのが運の尽き、運命は決まりましたね。

ズルズルとそのグループに引き込まれ、いつしか、そのグループのマネージャーみたいな感じに。もちろんプレーヤー兼任ですが。私がマネージャー(運営的なところ)で、ノリさんはプロデューサー(方向性決め、振り付けや選曲、衣装まで)ですかね、三回生の夏まで2年半ほどでしたが、駆け抜けました。

基本的には、一世風靡セピアのコピー集団でしかなかったのですが、学園祭やパフォーマンスショーへの出演や、路上ライブを中心に活動しておりました。あの有名なシャ乱Qのデビュー前の「しろてん」でも、同時期に活動しておりました。

ノリさんとは、そんな出会いで、そんなはじまりで。

そんな集団を共に作ってきた仲間です。